ExceptionUtil.java
public class ExceptionUtil {
public static void divide(int a, int b) {
try {
// 商を計算し、結果を出力
int result = a / b;
System.out.println("計算結果: " + result);
} catch (ArithmeticException e) {
// b が 0 の場合のエラー処理
System.out.println("エラー: ゼロによる除算です");
}
}
}
解説:ArithmeticException の基本
この問題では、ゼロによる除算(a / 0
)が行われたときに例外が発生することを確認し、それを安全に処理する方法を学ぶことが目的です。
例外とは何か?
例外(Exception)は、プログラムの実行中に発生する異常な状態のことです。
たとえば「0で割る」「存在しない配列の要素にアクセスする」「nullにアクセスする」といったケースが該当します。
このステップでは、ArithmeticException
という「算術計算でエラーが起きた場合の例外」を扱います。
try-catch構文の基本
try {
// 例外が発生する可能性のある処理
} catch (ExceptionType e) {
// 例外が発生したときの処理
}
この構文を使うことで、例外が発生してもプログラムが止まらずに処理を続けることができます。
出力例と動作確認
ExceptionUtil.divide(10, 2); // → 計算結果: 5
ExceptionUtil.divide(10, 0); // → エラー: ゼロによる除算です
ExceptionUtil.divide(-6, 3); // → 計算結果: -2
まとめ:このステップで学ぶべきこと
- Javaでは 0 で割ると
ArithmeticException
が発生する try-catch
を使えば、例外を処理してプログラムを継続できる- 例外の原因に応じて、ユーザーに適切なメッセージを出力することが重要
このステップは、**例外処理の第一歩として「catchして止めずに処理する」**という感覚を身につけるためのものです。
Just Keep Typing, Baby!では、この「例外修羅道」でつまづいた人向けの解説をしています。こちらもぜひ!
// tesh:
// 実はみんなここで止まる。止まっていい、でも読め。