ExceptionUtil.java
public class ExceptionUtil {
public static void computeAndCleanup(int a, int b) {
try {
// 割り算を実行
int result = a / b;
System.out.println("計算結果: " + result);
} catch (ArithmeticException e) {
// ゼロ除算が発生した場合の処理
System.out.println("エラー: ゼロによる除算です");
} finally {
// エラーの有無にかかわらず必ず実行される
System.out.println("終了処理を実行しました");
}
}
}
解説:finally ブロックの基本
このステップでは、finally
ブロックの役割と使い方を学びます。
finally とは?
try-catch-finally
構文における finally
は、例外の発生に関係なく、最後に必ず実行されるブロックです。
ファイルを閉じる、接続を切る、ログを出力する、などの「後始末処理」でよく使われます。
出力例(テストコードによる結果)
computeAndCleanup(20, 5);
// → 計算結果: 4
// → 終了処理を実行しました
computeAndCleanup(10, 0);
// → エラー: ゼロによる除算です
// → 終了処理を実行しました
注意点
finally
ブロックは、return
が呼ばれても実行されるSystem.exit()
を呼び出した場合などは例外的に実行されない
まとめ:このステップで学ぶべきこと
finally
を使えば、例外が起きても後始末を漏らさないコードが書ける- 例外処理は「異常系の対処」だけでなく、「正常に終了させるための構造」でもある
Just Keep Typing, Baby!では、この「例外修羅道」でつまづいた人向けの解説をしています。こちらもぜひ!
// tesh:
// 不安の種は、今つぶすのが正解。解説あるから。