public class DoWhileExample {
public static void main(String[] args) {
// 初期化
int count = 1;
// do-while文
do {
// ループ本体: countを表示
System.out.println(count);
// 変数の更新: countをインクリメント
count++;
} while (count <= 10);
}
}
このプログラムでは、count
を1で初期化し、do-while文を使用して1から10までの整数を表示しています。do
ブロック内では、まずループ本体を実行し、その後に条件 while (count <= 10)
を評価しています。条件が真であれば繰り返し、偽であればループを終了します。これにより、1から10までの整数が順番に表示されます。
do〜while文
do-while文は、プログラムがある条件を満たす限り、繰り返し処理を行うためのループ構造です。do-while文は、条件の評価がループの後に行われるという点で、他のループ構造と異なります。do-while文の基本的な構造は以下の通りです。
do {
// ループ本体
// 条件が真の場合に実行される処理
} while (条件式);
基本的な要素は次のとおりです:
- doブロック:
do
ブロック内にはループ本体があります。このブロック内の処理がまず実行されます。- ループ本体の処理が実行された後に条件の評価が行われます。
- 条件式:
while
キーワードの後に続く条件式が、ループが続行されるかどうかを判断します。- 条件が真の場合、ループが再度実行されます。
do-while文は、少なくとも一度はループ本体を実行するため、条件が最初から偽であっても、最初の1回は実行されます。
以下は、do-while文を使用して1から5までの整数を表示する簡単な例です。
public class DoWhileExample {
public static void main(String[] args) {
int count = 1;
do {
System.out.println(count);
count++;
} while (count <= 5);
}
}
このプログラムは1から5までの整数を表示します。最初にdoブロックが実行され、その後に条件式が評価されています。条件が真の場合はループが再度実行され、条件が偽の場合はループから抜け出されます。
while文とdo-while文の使い分け
do-while
文と while
文は、どちらもループを制御するためのJavaの制御構造ですが、使用する際にはいくつかの違いを考慮する必要があります。以下は、do-while
文と while
文の使い分けに関するポイントです。
do-while
文の特徴:
- 最低1回の実行:
do-while
文は、最初にループ本体を実行し、その後に条件を評価します。これにより、ループ本体が最低でも1回は実行されることが保証されます。
- 条件評価のタイミング:
- 条件の評価がループの最後に行われるため、ループ内の処理が少なくとも1回は実行される必要がある場合に適しています。
int count = 1;
do {
System.out.println(count);
count++;
} while (count <= 5);
while
文の特徴:
- 条件評価が先行:
while
文では、最初に条件を評価してからループ本体が実行されます。条件が最初から偽であれば、一度も実行されません。
- 条件が真でない場合:
- 条件が最初から偽である場合、
while
文は一度も実行されずに終了します。
- 条件が最初から偽である場合、
int count = 1;
while (count <= 5) {
System.out.println(count);
count++;
}
どちらを選ぶべきか?
- 最低1回の実行が必要な場合:
do-while
文は最低1回の実行が必要な場合に適しています。
- 条件が最初から偽である場合に終了する場合:
while
文は、条件が最初から偽である場合にループが一度も実行されないようにする場合に適しています。
選択は状況によりますので、具体的なケースにおいてどちらが適しているかを検討することが重要です。