103 「例外修羅道」 Step07 解答例

ExceptionUtil.java

public class ExceptionUtil {

    public static void checkAge(int age) {
        if (age < 0) {
            // 年齢が0未満の場合は、例外を自ら発生させる
            throw new IllegalArgumentException("年齢は0以上でなければなりません");
        }

        // 正常な場合は年齢を出力
        System.out.println("年齢: " + age);
    }
}

解説:条件によって throw する例外

このステップでは、不正な入力を検知したら自分で例外を発生させる設計を学びます。


throw は例外を作って投げる

throw new IllegalArgumentException("メッセージ");

この文によって、現在のメソッドの実行を強制的に中断し、呼び出し元に例外を投げることができます。


IllegalArgumentException とは?

  • Javaに標準で用意されている実行時例外RuntimeException のサブクラス)
  • 「渡された引数が不正ですよ」という意味を持つ
  • 開発現場でも、バリデーションエラーの定番として頻繁に使われる

出力例(テストコードによる結果)

ExceptionUtil.checkAge(25);
// → 年齢: 25

ExceptionUtil.checkAge(-5);
// → エラー: 年齢は0以上でなければなりません

まとめ:このステップで学ぶべきこと

  • throw 文で、プログラムの中から能動的に例外を発生させることができる
  • 不正な状態を例外として扱うことで、堅牢で明快なロジックが書けるようになる
  • 引数チェックや値の制限が必要なときには、IllegalArgumentException を使うのが一般的

103 ステップアップ問題 「例外修羅道」


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// 今ならまだ笑える。詰まってから読むよりマシ。