import java.util.Scanner;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
// スキャナーを使ってユーザーからの入力を読み取る
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
System.out.print("整数を入力してください: ");
int number = scanner.nextInt(); // 整数の入力を読み取り
// 整数が偶数か奇数かを判定
if (number % 2 == 0) {
System.out.println(number + " は偶数です。");
} else {
System.out.println(number + " は奇数です。");
}
}
}
このプログラムのステップは以下の通りです:
Scanner
クラスのインスタンスを作成して、ユーザーからの入力を読み取ります。- ユーザーに対して、「整数を入力してください」とプロンプトを表示し、ユーザーの整数の入力を待ちます。
- 入力された整数を整数として読み取ります。
- 剰余演算子
%
を使用して、整数が偶数か奇数かを判定します。偶数は2で割り切れるため、剰余が0になります。奇数は2で割り切れないため、剰余が1になります。 - 判定結果に応じて、適切なメッセージを
System.out.println()
を使用してコンソールに表示します。
プログラムを実行すると、ユーザーが整数を入力し、プログラムがその整数が偶数か奇数かを判定して結果を表示します。
等価演算子
「等価演算子」(Equality Operators)は、プログラミング言語で比較演算を行うために使用される演算子の一種です。Javaでは、主に2つの等価演算子が使われます。それらは ==(等しいかどうかを比較)と !=(等しくないかどうかを比較)です。以下に等価演算子の基本的な解説を示します:
等価演算子の基本構文:
== 演算子: 左辺の値と右辺の値が等しい場合、真(true)を返します。
!= 演算子: 左辺の値と右辺の値が異なる場合、真(true)を返します。
boolean result = value1 == value2; // value1とvalue2が等しいかどうかを比較
boolean result = value1 != value2; // value1とvalue2が異なるかどうかを比較
使用例:
等価演算子は、2つの値が等しいかどうかを比較するのに使用されます。例えば、2つの変数やリテラル値の等値性を確認する場合に役立ちます。
int x = 5;
int y = 5;
boolean equal = (x == y); // equalにはtrueが代入される
等価演算子は条件文(if文やwhileループなど)での条件判定に広く使用され、特定の条件が真であるかどうかを確認します。
if (age == 18) {
System.out.println("成人です。");
} else {
System.out.println("未成年です。");
}
データ型に注意:
Javaでは、等価演算子を使用する際にデータ型の一致が考慮されます。例えば、整数と浮動小数点数の比較時にはデータ型変換が行われます。データ型変換に注意が必要です。
double a = 5.0;
int b = 5;
boolean equal = (a == b); // equalにはtrueが代入される(整数と浮動小数点数の自動変換が行われる)
文字列の等価比較:
文字列の等価比較には equals メソッドを使用することが一般的です。文字列の等価性は文字列の内容に基づいて判定されます。
String str1 = "Hello";
String str2 = "Hello";
boolean equalStrings = str1.equals(str2); // equalStringsにはtrueが代入される
等価演算子はプログラミングにおいて非常に重要であり、条件分岐や比較処理に広く使用されます。値が等しいかどうかを確認することは、プログラムの正確性に影響を与える重要なタスクです。