import java.util.Scanner;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
// スキャナーを使ってユーザーからの整数入力を読み取る
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
System.out.print("1つ目の整数を入力してください: ");
int number1 = scanner.nextInt(); // 1つ目の整数の入力を読み取り
System.out.print("2つ目の整数を入力してください: ");
int number2 = scanner.nextInt(); // 2つ目の整数の入力を読み取り
// どちらか一方が正の整数の場合、「少なくとも1つは正の整数です」と表示
if (number1 > 0 || number2 > 0) {
System.out.println("少なくとも1つは正の整数です");
} else {
System.out.println("どちらも正の整数ではありません");
}
}
}
このプログラムでは、ユーザーが入力した2つの整数に対して条件判定を行い、適切なメッセージを表示します。論理積演算子 ||
を使用して、どちらか一方が正の整数かどうかを判定しています。条件が真の場合、「少なくとも1つは正の整数です」と表示されます。
論理和演算子
論理和演算子(Logical OR Operator)は、プログラム内で2つ以上の条件式を組み合わせるために使用される論理演算子です。Javaでは ||
演算子で表されます。論理和演算子は以下の特性を持っています:
- 複数の条件式: 複数の条件を組み合わせて、いずれかの条件が真であるかを判定します。
- 短絡評価: 論理和演算子は条件を左から右に評価し、最初に真の条件が見つかった時点で評価を停止します。これにより、無駄な評価を避けることができます。
- 真偽値の返却: 複数の条件のうち、少なくとも1つが真の場合、論理和演算子の結果は真(
true
)になります。すべての条件が偽の場合、結果は偽(false
)になります。
論理和演算子は、特定のアクションを実行するために複数の条件を組み合わせる際に非常に便利です。以下は論理和演算子 ||
の使用例:
int age = 25;
boolean hasLicense = true;
// 年齢が18歳以上または免許証を持っている場合、運転できます
if (age >= 18 || hasLicense) {
System.out.println("運転できます");
} else {
System.out.println("運転できません");
}
この例では、2つの条件式が age >= 18
と hasLicense
で、論理和演算子 ||
によって結合されています。いずれかの条件が真の場合、条件が成立し、「運転できます」というメッセージが表示されます。どちらの条件も偽の場合、「運転できません」というメッセージが表示されます。
論理和演算子は、条件を組み合わせてプログラムの制御フローを制御する際に非常に役立つツールです。