013 クラスライブラリ(数値を扱うクラス) 007 解答例

public class SquareRootExample {
    public static void main(String[] args) {
        // 与えられた整数
        int number = 25;

        // 平方根を計算
        double squareRoot = calculateSquareRoot(number);

        // 結果を表示
        System.out.println("与えられた整数の平方根: " + squareRoot);
    }

    // 整数の平方根を計算するメソッド
    private static double calculateSquareRoot(int number) {
        // Math.sqrt メソッドを使用して平方根を計算
        return Math.sqrt(number);
    }
}

このプログラムでは、calculateSquareRoot メソッドが整数の平方根を計算し、その結果を返しています。Math.sqrt メソッドは、指定された数の平方根を計算するために使用されています。例として、与えられた整数 25 の平方根が計算され、結果が表示されます。プログラムを実行すると、「与えられた整数の平方根: 5.0」といった出力が得られるでしょう。

Mathクラスの利用

Math クラスは、Javaの標準ライブラリで提供されている数学関数や定数を使用するためのクラスです。このクラスには、さまざまな数学的な操作を行うための静的メソッドが含まれています。以下に、Math クラスの主なメソッドとその利用方法を解説します。

1.Math.sqrt(double a) – 平方根の計算:

sqrt メソッドは、与えられた数の平方根を計算します。

double result = Math.sqrt(25.0); // 25の平方根を計算し、resultに代入


2.Math.pow(double a, double b) – べき乗の計算:

pow メソッドは、指定された数の指定された乗数の値を返します。

double result = Math.pow(2, 3); // 2の3乗を計算し、resultに代入


3.Math.abs(double a) – 絶対値の計算:

abs メソッドは、指定された数の絶対値を返します。

double result = Math.abs(-7.5); // -7.5の絶対値を計算し、resultに代入

4.Math.ceil(double a) – 切り上げ:

ceil メソッドは、指定された数以上の最小の整数を返します。

double result = Math.ceil(4.3); // 4.3を切り上げて5.0になり、resultに代入

5.Math.floor(double a) – 切り捨て:

floor メソッドは、指定された数以下の最大の整数を返します。

double result = Math.floor(4.9); // 4.9を切り捨てて4.0になり、resultに代入

6.Math.round(double a) – 四捨五入:

round メソッドは、指定された数を最も近い整数に丸めます。

long result = Math.round(6.8); // 6.8を四捨五入して7になり、resultに代入

7.Math.random() – 乱数の生成:

double randomNumber = Math.random(); // 0以上1未満の擬似乱数を生成し、randomNumberに代入

これらのメソッドは、Math クラスを使用して数学的な計算を行う際に便利です。適切なメソッドを選んで利用することで、多くの基本的な数学的操作を効率的に行うことができます。

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