public class Person {
private String name;
// コンストラクタ
public Person(String name) {
this.name = name;
}
// name 属性のゲッター
public String getName() {
return name;
}
// changeName メソッド
public void changeName(String newName) {
this.name = newName;
}
public static void main(String[] args) {
// Person オブジェクトの作成
Person person = new Person("John");
// 初期の名前を表示
System.out.println("Initial Name: " + person.getName());
// changeName メソッドを使用して名前を変更
person.changeName("Jane");
// 変更後の名前を表示
System.out.println("Changed Name: " + person.getName());
}
}
この例では、Person
クラスに name
属性があり、changeName
メソッドが提供されています。main
メソッド内で Person
オブジェクトを作成し、初期の名前を表示してから changeName
メソッドを使用して名前を変更し、変更後の名前を再度表示しています。
オブジェクトの属性変更
「オブジェクトの属性変更」とは、オブジェクト内の属性(フィールドやメンバ変数など)の値を変更することを指します。オブジェクト指向プログラミングでは、オブジェクトが持つ状態はその属性によって表現されます。そのため、オブジェクトの属性を変更することは、オブジェクトの状態を変更することにつながります。
以下に、「オブジェクトの属性変更」の例として、Javaのクラスとメソッドを使用してオブジェクトの属性を変更するプロセスを解説します。
1.クラスの定義:
オブジェクトの設計図としてクラスを定義します。クラスには属性(フィールド)と振る舞い(メソッド)が含まれます。
public class Person {
private String name; // 属性としての名前
// コンストラクタや他のメソッドも含めてクラスを定義
}
2.属性の初期化:
クラス内で定義した属性を初期化します。これは通常、コンストラクタやメソッドを介して行います。
public Person(String initialName) {
this.name = initialName; // 初期の名前を設定
}
3.属性の取得:
クラス内で定義した属性の値を取得するためのゲッターメソッドを作成します。
public String getName() {
return name; // 名前を取得
}
4.属性の変更:
クラス内で定義した属性の値を変更するためのメソッドを作成します。
public void changeName(String newName) {
this.name = newName; // 名前を変更
}
5.オブジェクトの生成と属性変更:
クラスを元にオブジェクトを生成し、オブジェクトの属性を変更します。
public static void main(String[] args) {
Person person = new Person("John"); // Personオブジェクトの生成
System.out.println("Initial Name: " + person.getName());
person.changeName("Jane"); // 名前の変更
System.out.println("Changed Name: " + person.getName());
}
この例では、Person クラスを定義し、その中で name という属性を持ち、changeName メソッドを使ってその属性を変更しています。プログラムの出力結果は、初期の名前と変更後の名前が表示されます。これにより、オブジェクトの属性が変更されたことが確認できます。