019 例外と例外処理(例外の伝播と再スロー) 019 問題

問題

public class RethrowAndChainExample {
    public static void main(String[] args) {
        try {
            performOperation();
        } catch (CustomException e) {
            System.out.println("メインメソッド: " + e.getMessage());
            System.out.println("原因: " + e.getCause().getMessage());
        }
    }

    static void performOperation() throws CustomException {
        try {
            // 何らかの操作を試みる
        } catch (Exception e) {
            // カスタム例外として再スローし、元の例外をチェーンするコードを追加
        }
    }
}

上記のプログラムで、performOperation メソッド内のコメントに書かれているように、catch ブロックで発生した例外を CustomException として再スローし、元の例外をチェーンするコードを追加してください。

ヒント

例外のチェーンは、Throwable クラスの initCause メソッドを使用して行います。initCause メソッドは、指定された例外を現在の例外の原因として設定します。このメソッドを使用して、新しい例外を作成し、元の例外をその原因としてチェーンさせることができます。

コードの追加ポイント

  1. CustomException を作成して、Exception を継承します。
  2. performOperation メソッド内での例外発生時に、新しい CustomException をスローします。
  3. initCause メソッドを使用して、元の例外を CustomException の原因として設定します。

これにより、performOperation メソッドから呼び出された main メソッドで、新しい CustomException とその原因の元の例外が取得できます。

解答例

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