006 繰り返し(while文) 015 解答例

public class WhileFibonacci {
    public static void main(String[] args) {
        // 初期化
        int a = 0, b = 1;
        int count = 0;

        // 条件式: 最初の10項を表示するため、countが10未満の場合続行
        while (count < 10) {
            // ループ本体: フィボナッチ数列の項を表示
            System.out.print(a + " ");

            // フィボナッチ数列の次の項を計算
            int nextTerm = a + b;

            // aとbを更新
            a = b;
            b = nextTerm;

            // countをインクリメント
            count++;
        }
    }
}

このプログラムでは、ab を初期化し、count を使用して10項まで表示するようにしています。while 文の条件式では count が10未満の場合に続行するように指定されています。ループ本体では、フィボナッチ数列の現在の項(a)を表示し、次の項を計算して ab を更新しています。これを10回繰り返すことで、最初の10項が表示されます。

while文の中で変数を更新する


「while文の中で変数を更新する」プロセスは、ループ内で変数の値を変更して、次の繰り返しに備えるというものです。通常、変数の更新はループ本体の一部として行われます。以下に、その基本的な流れを示します。

  1. 変数の初期化:
    • ループ外で変数を初期化します。これは通常、ループの制御変数や計算対象となる変数です。
  2. while文の条件式:
    • while 文の条件式で、繰り返しを続けるかどうかを判定します。
  3. ループ本体:
    • 条件が真の場合、ループ本体が実行されます。この中で変数の値を変更します。
  4. 変数の更新:
    • ループ本体で変数の値を変更します。これによって、次の繰り返しにおいて変数が新しい値を持つようになります。
  5. 条件式の評価:
    • ループ本体が実行された後、再び条件式が評価されます。条件が真であれば、次の繰り返しが行われます。条件が偽であれば、ループから抜け出されます。

以下は、変数を更新する例として、1から5までの整数を表示するプログラムです。このプログラムでは count という変数を使って、1から5までの整数を表示しています。

public class WhileVariableUpdate {
    public static void main(String[] args) {
        // 変数の初期化
        int count = 1;

        // 条件式: countが5以下の場合続行
        while (count <= 5) {
            // ループ本体: countを表示
            System.out.println(count);

            // 変数の更新: countをインクリメント
            count++;
        }
    }
}

このプログラムでは、count を1で初期化し、while 文の条件式でcount が5以下の場合に続行します。ループ本体では count を表示し、その後 count をインクリメントしています。これにより、1から5までの整数が表示されます。

「006 繰り返し」問題集リスト